poco a poco.

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道楽。 

ついこの前、単行本を久しぶりに買った。
文芸誌を定期的に買っていると、
芥川賞や直木賞などが乗っているものを既に持っていることが多い。
これはかなり得した気分になる。

月刊の文芸誌5誌を買い、
そこに乗っている小説家の本をちまちまと買っていると、
月々本屋で使うお金は結構な額になる。
だから、とりあえずは文庫で探す。
文庫で探せたら儲けもの。
あとは古本屋で買おうと
手帳に書いたメモもやたらと増えてきた。

こんなことを言っていては駄目なんだろうけど、
欲しい本ほど高くて、ついつい諦めてしまう。
小説を書くことではまだ一円も稼いでおらず、
その一円を稼げるかどうか、
それさえも見えない状態だ。
そんな状態で、自分が思ったように時間を使い、
自分が稼いだとはいえ、収入の結構な額を、
飲み屋と本に使っている。

これでも主婦だって言うのに我ながら呆れてしまう。
この家は大丈夫なんだろうか。

どんなに書く思いや姿勢が本気でも、
一円も本で稼げないわたしがやっていることは、道楽のひとつだ。
本を書いていればお金を使わんやろ。
なんて暢気なことを言っている旦那に背を向けて、
しめしめなんて思っている。

単行本を久しぶりに買って、
その大きさや重さに懐かしさが溢れた。
本はやっぱりこうでなくてはいけない。
作家として一人前と言えるのは単行本を出してから。
そういった作家さんがいる。
その通りだなと思う。
表紙のデザイン、帯、中身のレイアウト、、
自分の文章にプロのデザイナーが手を施してくれて、
立派な厚みと重さを持って本屋に並べられる。

自分の小説が、
本屋でそんな風に置いてあれば、
それは物書きとして最高の気分だろう。

そういうところを目指すのであれば、
少し高いくらいで、
欲しい本を諦めるというのは、
本末転倒な気がする。

自分が目指すところを確かめながら、
進まなければ、
楽な方へと曲がっていくのも時間の問題かも知れない。

大好きなバルがあり、
そこで出会う人たちが好きだ。

店長は男前なのだけど、
如何せんスペイン人になって帰国したため、
ビール瓶が割れても気がつかない。
アルバイトの男の子に
「僕たちがしっかりしないとね」
なんて言われるところが、本当に素敵だ。

このまえ久しぶりに会ったジョバさんは、
とても忙しそうで、
色んな人の心に気を遣っている不器用さんだ。
その不器用っぷりが、人に愛されている理由なのだけど、
自分を愛することをお留守にしてしまう。
そんなところが、とても好きだと思った。

若干24歳のシェフは、
裏方としての仕事を愛している。
サプライズは自分に降りかかってくるよりも、人に注ぎたい人だ。
人を喜ばして、それを心から楽しめる。
芯のところが、料理人に向いている。
若干と付けたのは失礼だった。
ある意味とてもいい年をとりつつある、
素敵な目を持った人だ。

偶然であった、M君という人を、
わたしは何故かお父さんと呼んだ。
自分のお父さんとは全然違うのだけど、
話をしているときの様子や、
話しかけてくるときのタイミングに、心が和んでしまった。
酔っ払うとついつい自由気ままに振る舞うわたしだけど、
上手いこと受け流されて、なんだか嬉しかった。
相方は、絶妙の取り扱いだと褒めた。
そんなM君との偶然の再会。
一見難しそう(中身もかも知れない)だけど、
それが見えたとしても、わたしは気を遣わないかも知れない。
そんな感じの、ナイスガイだ。

バルはいつも混み合っていて、
ゆっくり話せることは少ないけれど、
何かを共有しているような時間が流れていて、
それが十分な栄養になる。
わたしはよく注意して、
よいお客でありたいと思う。
手は抜けない。

どうせ道楽をするなら、本気でやりましょう。
お金を生きたところで遣える機会なんて、そうそうないのだから。
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[ 2006/07/20 00:05 ] practice | TB(0) | CM(0)
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