poco a poco.

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沖縄の雨。 

本土でいくと5月くらいの気候の沖縄。
沖縄の3月は雨が多い。今まで3回沖縄に行って3回とも雨が降った。
その雨がまた違っていて、それぞれに強い印象が残ってる。
大寒波で厚手のコートがいりそうなほど冷たい雨風にも出会ったし、
東シナ海らしい南国風スコールの洗礼も受けた。

今回雨が降ったのは3日目だけだった。
雨を降らす雲の動きは早くて、降ったり止んだりのお茶目な空模様。
時折強い突風が予期せぬ方向から吹いてくる。
大陸から来た大きな低気圧のせいらしかった。

気温は20度過ぎくらいで、季節はずれの小さい台風が遠ざかっていくような感じ。
ときどき傘をさしたけど、ほとんど帽子と上着でしのげる程度だった。
雨の路地裏を大きいリュックを背負ってうろうろとした。
ヤシの木が大きく揺れ、濃いピンク色の桜はわたしたちのよく見る大げさな散り際と違って、
忍耐強く木にしがみつくように揺れていた。
一軒家の庭先やベランダから顔を出す、
黄色や赤や青の三原色そのままの花たちも
大きな風に逆らわず子供が遊んでいるみたいに揺れる。
楽しそう。そう思ったら、わたしもつられて楽しくなった。

わたしの生まれた町は、雨と雪の日が多かった。
いまだってきっとそうだと思う。
雨の降る日が何日も続くこともよくあった。
雨が落ちてくる空を、学校の校舎の中や、家の軒先やたばこ屋の雨よけの下からよく見上げた。
いったいいつ止むんだろう。
止んだら晴れるよな。
晴れた空って、どんなだったかな。
なかなか止まない雨空を眺めているうちに青い空を忘れそうで、
なんだか憂鬱になったりしたな。懐かしい。
でも大雨が降った後は、山や町の輪郭がきりっとしていて、嫌いじゃなかった。

沖縄の雨空も見上げてみた。
どこから晴れはじめるんだろう。
沖縄の雨には青空を期待できる明るさがあって、
見上げると眩しいくらいだった。
ときどき雲の合間から青空が顔を覗かせたりして、
その小さな晴れ間にニヤニヤしてしまうわたしは、ちょっとイタイ旅人だったのかも。

学校の真裏にある本当に狭い路地に入り込んで、
両手を挙げて「おー!」とか言っているのを、
階段の踊り場でサボっている女子高生に見つかった。
お互いに照れ笑い。
「どーも、どーも。わたしも仕事サボってますの、おほほ」
もちろん、そんなことは言わないで早足で退散した。

うちなーの人たちは、あんまり傘を持たない。
そのうち晴れるさーって思ってんだろうね。
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[ 2007/03/08 12:38 ] trip | TB(0) | CM(0)
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